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- ダイワハウスのxevoΣ2階建て
- 土地面積:15坪/延床面積:21坪
- 夫婦2人暮らし1LDK
大和ハウス工業(ダイワハウス)で注文住宅の家を建てた桐山です。
今回は、わが家に降りかかった最大のトラブルについて、ありのままに綴ります。
- 注文住宅を建てたい
- 狭小住宅を検討している
- ダイワハウスに興味がある
施主側がいくら気をつけていても防ぎようのないケースをご紹介するので、どなたかの参考になりましたら幸いです。
時系列
夕方、仕事中の彼から「営業さんから連絡があって、トラブルがあったから会える日を聞かれた。認定低炭素住宅関係で設計担当から説明があるみたい」との連絡が。
婚約者と二人でダイワハウスを訪問。
この場で初めてトラブルの内容を告げられ、工事が始まっていないことも知る。
営業担当者の同席を断る。
工事を再開して良いと伝える。
設計責任者との面会をセッティングしてもらったが、キャンセルになったと開始直前に知らされる。
設計責任者に顛末書の提出を求める。
催促しなければ届かなかった。
トラブルの内容
トラブルの内容は、本来着工前に申請が完了しているはずの認定低炭素住宅の申請をし忘れていたというものでした。
着工前に申請を完了していなければ、低炭素住宅に適合していても受理はされないことは知っていました。
まだ着工していないため大丈夫なのではと思ったのですが……。
すでに地盤補強工事を済ませていたため、それを着工とみなされ、行政から「地盤強化の杭を抜いてやり直さなければ申請は認めない」と言われたそうです。
ダイワハウスとしては、杭を抜くとデメリットしかないため、認定低炭素住宅は諦め、一つ下のZEH水準省エネ住宅で手を打ってほしいとのことでした。
この時点で、工事は中断しています。
補填について

補填について教えてください。



我々の不手際で桐山様には何の落ち度もないので……。
控除の差額※1と所有権保存登記、移転登記に係る登録免許税の軽減措置約5万円程度は、まだ金額が出ていないエアコンか外構あたりで、大和ハウス工業がサービスします。
それかキャッシュですね。
※1:住宅ローンをつかうと戻ってくる税金のシュミレーションに則った差額



申請はできませんでしたが、建物自体は間違いなく断熱性もある低炭素住宅なのでそこはご理解していただけたら。
過去の事例



過去にもこういったことはあったのですか?



認定低炭素住宅は今回初めて扱いました。
長期優良住宅の申請は何度も経験していますが、このような事態は前代未聞というか、過去に一度もありません。
今までも同じように申請できないことがあったとは思わないでいただきたいです。



担当者が資料を送るのを忘れ、誰も気づかず、私どもも確認せず、不運が重なったといいますか……。
誰が悪いということではなく、責任の所在がまぁ難しいところなんですけれども。
責任はダイワハウスが取りますので。



いやぁ~引渡し前に色々あると心配していましたが、まさかその前の段階でこんなことになるとは。
桐山様は長期優良住宅や認定低炭素住宅について熱意をもって調べられていたのに、申し訳ないです。



悪いと思っていなさそうな態度が腹立たしい。
ダイワハウスの言い分
- 低炭素住宅は初めて扱ったので、担当者がやり方を把握していなかった
- 資料が送付されていることに気づく人間がいなかった



営業であるわたしが、もっと声を大にして「皆さん、太陽光パネルを載せるので、低炭素住宅ですよ、お願いしますよ~」と言って回ればよかったです。



ずいぶんとアナログな伝達方法なんですね。
データで共有されないんですか?



もちろんデータで共有済みです。
もやもやした理由
- トラブルがあったと言うばかりで、大和ハウス工業に出向いてからもなかなか本題に入らない。
事実を告げられ、メールやPDF、書面での謝罪や説明がないのはなぜかと聞けば、「それはちょっと。上に申請をしたり色々大変なんです」と言われた - 「認定低炭素住宅を受けるためだけにつけた太陽光パネルをキャンセルしたい」と伝えたら、「発注済みなのでキャンセルできません」と即答された
- 差額の支払いを現金ではなく、エアコンか外構でサービスとして処理される場合、ダイワハウスのいいようにされるのでは?と不信感を抱いた
中断している工事を再開
叔母に電話すると、大和ハウス工業に勤めている弟さんに状況を説明してくれました。
翌朝、叔母からLINEが。
設計責任者の方と話したそうです。
BELS性能評価の申請をしていて、炭素住宅と同等の性能や証明は担保できているそう。
「将来の資産価値としても同等なのでご安心ください」とのことです。
改めて設計者から説明させていただくと言っていたので、その際、きちんと文書を作って示してくれるようお願いしました。
営業担当者の方にも、今後、打ち合わせがある時には、文書やメールで提示してほしいことと、議事録を残してほしいことをお願いするとのことです。
設計責任者の方が、「安心して工事を進めてくださいとお伝えください」とのことなので、工事を進めても大丈夫と弟からも言ってました!
叔母の弟さんの言葉を信じ、「工事を再開してください」と連絡しました。



銀行への同席はしないほうが良いですか?
そもそも担当を変わったほうが良いでしょうか。



まだ気持ちの整理がついていないし気まずいので同席しなくて大丈夫です。
Iさん個人というよりダイワハウス全体に対する信頼がありません。
設計責任者との面会15分前にキャンセルを知る
叔母の弟さんが、上長含めてきちんと説明するように依頼してくださったのですが……。
結論から言うと、上長こと設計責任者との面会日が決まったものの、当日、先方の都合によりキャンセルになりました。



経緯は以下のとおり。
面会は平日19時過ぎからだったので、仕事帰りの彼と合流し向かう途中だったのですが、「営業さんから電話があって、かけ直したんだけど出ないんだよね」と状況を教えてくれました。
面会日当日午後、彼の携帯電話に営業担当者から着信が。
仕事中のため出られず、手が空いたときに折り返しても繋がらない。
またかかってきても出られず、かけ直しても繋がらずの繰り返し。
現地に着き、面会30分前に電話しても営業担当者は出ず。
面会約15分前、営業担当者から彼にSMSで「今電話大丈夫ですか?」とのメッセージが。
すぐ彼が電話をかけると繋がり、その時点で初めて「設計責任者が同席できなくなりました」と告げられました。
普段は筆者が窓口になっているのですが、この日は彼に連絡がいき、筆者は蚊帳の外。
勤務中はスマートフォンをチェックできないことは営業の方もご存知でした。
彼は3回かけ直したにもかかわらず、先方のキャンセルという事実を知らされないまま現地まで来てしまったわけです。
ちなみに、ダイワハウスから指定された場所は、彼の職場から約40分ほど、一人暮らししている自宅まで約1時間半以上かかる場所。



なぜメールやSMS、留守電に用件を残さないんですか?



直接お伝えしないと失礼だと思いまして。



結果的に無駄足を運んでいるので、そのほうが失礼なのでは?
一言、『上司が急用で同席できなくなったので日程を変更させてください』とメッセージを送ってくだされば済むことです。
今後は留守電やメールに残すと約束していただきました。
余談ですが、仕事とダイワハウスとのやり取りで疲れているはずの彼。面会がなくなるとわかると、わたしと夕食を食べた後、一人フィールサイクル(バイクエクササイズ)に参加していました。タフ。
設計責任者からの謝罪
筆者と婚約者が先に営業担当者、設計担当者と合流し、後から設計責任者が入室する形でした。
- 設計責任者から謝罪後、BELSの説明を受け、申請書と評価書を渡される
- 設計責任者からZEH基準を満たしていることの説明を受ける
- 営業担当者から住宅ローン控除、登録免許税の差額に対する説明を受ける
- どのような補填が良いのか選択肢を提案される
- 設計責任者から認定低炭素住宅を受けられないことにまつわる将来的なデメリットの説明
- 今回なぜ認定低炭素住宅を受けることができなかったのか書面を提出する約束を交わす
- 経緯・顛末に対する書面を提出する約束を交わす



重苦しい雰囲気でしたね。
桐山様に睨まれたときはどうしようかと。



睨んでました?
わたし、目力が強いので。
こちらは怒りを抑えているのです。目つきの鋭さが普段の3割り増しになるのは当たり前。
顛末書
上記のやり取りから3週間経っても、書面が用意できたという連絡はありませんでした。



顛末書を作成していただくお約束をしましたが、いついただけるのでしょうか?
あれから3週間経っていることもあり、ダイワハウスへの不信感が募る一方ということはお伝えしておきます。



低炭素認定住宅についてなのですが、再度催促致します。
大変申し訳御座いません。
催促から4日後、「お出しする書類の件ですが、ご提出可能となりましたので、ご連絡させて頂きます」とのメールが届きました。
顛末書
この度、桐山様邸において発生しました。「低炭素建築物認定申請書」の行政提出を亡失した件についての報告を以下にさせていただきます。
1.発生日時:2025年1月某日
2.事案内容:「低炭素建築物認定申請書」を工事着工前に行政 (市役所) に提出すべきところ、発覚当日に提出していないことが判明しました。
3.発生経緯
低炭来認定建築物認定手続きに際して、申請に先立って審査機関に「技術的審査」を依頼して「適合証」が交付されたのが1月17日でありました。
「適合証」 が提出委託先である設計事務所に郵送されたのが1月20日のことでしたが、通常であればその他の審査書類を含めて製本されて届くべきところ未着のまま1月22日を迎えました。
再度設計事務所および本社の渉外申請担当部署に問い合わせしたところ、書類が未着のまま提出できていないことが判明しました。
4.発生原因および管理体制について
委託設計事務所への連絡確認が書類提出期日までにできていなかったこと、 社内工程管理として太陽光発電システム搭載について流動的である旨の報告をされた際に、「低炭素建築物認定申請」の要否について保留扱いとなり 工程確認項目から漏れてしまった原因となります。
5.桐山様の逸失状況
「認定低炭素住宅」に対する税制優遇として、「認定低炭素住宅」とならない現状の「ZEH水準省エネ住宅」の場合とのローン控除差額および登録免許税における税率低減を含めると、95万円ほどの減額になる見込みです。
さいごに
改めてこの度は、 桐山様ご家族に不安と不信を与えてしまったことを重ねてお詫び申し上げます。桐山様との関係を大切にして、 信頼を回復できるよう努めて参りますので、 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
まとめ
- ダイワハウスが、本来着工前に申請が完了しているはずの認定低炭素住宅の申請をし忘れていた
- 謝罪の当日キャンセルを15分前に伝えられた
- 工事が一旦ストップになったため、引き渡し日が予定より遅くなると伝えられた
- 顛末書を手に入れるまで時間がかかった
品のない言い方ですが、なめられていると感じてしまいました。
現場のヒューマンエラーは施主には防ぎようがないため、こればかりは運かと思います。
「今後ダイワハウスで家を建てる人が同じ目に遭わないようにしてください」と言うと、「今回は猶予がなかったため、前後に余裕がある日程を組むようにします」との返答が。
紹介キャンペーンの案内をされましたが、「今の状況で人様に紹介できるわけがない」とお断りしました。
ほんと頼むぞ、ダイワハウス。


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