15坪という限られた敷地に建てた、わが家(xevoΣ)。
結論から言うと、わが家は太陽光パネルを設置しました。
元々は「太陽光パネル不要派」だった筆者。ダイワハウスの営業担当者から提案されるたびに、頑なにNOと言い続けていた私が、なぜ一転して設置を決断したのか?
キャンペーン割引を適用したリアルな見積額をはじめ、設置から10ヶ月が経ち「設置して本当に正解だったのか?」という答え合わせ、そして最新の点検で判明した驚きの「配線の罠」まで本音で大公開します。
太陽光パネルを載せたくなかった理由
筆者が頑なに「NO」と言い続けた理由は、以下の5点に集約されます。
- メンテナンスコストの不安
メンテナンスや故障時の修理で足場を組む必要があり、売電収入以上に費用が嵩む懸念があった。 - 屋根面積の限界
15坪の狭小住宅ゆえ、十分な枚数のパネルを設置できず、発電効率が悪いと考えた。 - 塩害リスク
近くに海はないが塩害地域のため、パネル本体だけでなく架台や配線の腐食・錆のリスクがある。 - 蓄電池の壁
蓄電池を併設したかったが、塩害地域用は高価であり、そもそも設置スペースが確保できなかった。 - 廃棄問題
FIT契約終了に伴い、2030年代後半に訪れるとされるパネルの大量廃棄時代。有害物質(カドミウム、鉛等)を含むパネルを適正かつ安価に処分できるのかという不安。
営業担当とのやり取り
打ち合わせのたびに繰り返される、営業担当者との攻防。当時の心境はまさに「会話が成り立たない」という絶望感に近いものでした。
太陽光パネルは不要です。
上に聞かないとわかりませんけど、タダで載せるってなったら載せます?
タダでも別にいりません。
2kwは確実に載りますから、3kw載るとなっても2kwの値段でやります!
会話が成り立たない。
メリットを強調する営業側と、リスクを懸念する筆者。この溝は深まるばかりでした。
強引な手段
筆者が不在の打ち合わせで、いつの間にか契約が進みそうになる一幕も。
太陽光は3kw載るみたい。
前回の2kwの値段でやるって話、しれっと30万円追加されてた。
太陽光パネル……。
設置しないとSDGsキャンペーン意味なくなっちゃう……。
うちを選ぶ人は100%設置してる。
〇〇(地名)で建てた人でさえ設置していますよ。
地域の日照時間や屋根の形状、設置パネルの発電力で発電量は変わってくるため、シュミレーションを提示してほしいとお願いしたのですが、「お得です」の一点張り。
最終図面の確認の際になっても、こちらの「設置しない」という意思はなかなか聞き入れてもらえませんでした。
何か変更があったら早めに連絡ください。
太陽光パネルのクーリングオフ。
それはナシで。
究極の二択:決断の決め手
窮地に陥った筆者は、大和ハウスに勤める弟さんをもつ叔母にSOSを発信。ようやく事態が動きました。
その後、営業担当Iさんとお会いしたら……。
大和ハウス工業本部はZEHを推進していますが、無理につけさせることはないので、いらないならいらないで大丈夫です。
初めて「載せなくていい」と言われ、ようやく胸を撫で下ろしたのも束の間。営業担当者から「最後の一撃」が放たれます。
今回の場合、太陽光パネルがないと、低炭素住宅として住宅ローン控除や固定資産税の軽減が受けられません。
ここで突きつけられたのは、「太陽光パネルを設置して恩恵を受けるか、太陽光パネルをつけず低炭素住宅は諦めるか」という二択でした。
2024年契約時のリアルな見積額
キャンペーンが開催中だったため、適用された価格が提示されました。
- 定価: 108万円(3kw)
- キャンペーン値引き: ▲40万9,500円
- 実質負担額:約70万円
最終的には、税制面での優遇を重視したいという彼の意向を尊重し、設置を決断したのです。
とはいえ、15坪という限られた敷地のわが家。本当に屋根の上に太陽光パネルが綺麗に載るのだろうか……?という不安は少なからずありました。
そんな中、工事中に現場監督さんから送られてきた写真を見て、その不安は一気に吹き飛びました。
【実例写真】15坪のコンパクトな屋根に太陽光パネルを載せる職人技
とはいえ、15坪という限られた敷地のわが家。
本当にコンパクトな屋根の上に、重たい太陽光パネルが綺麗に載るのだろうか……?という不安は少なからずありました。
しかし、職人さんはやっぱり凄かった。
パネルを載せる前に、まずは屋根にこのように整然と専用の「固定金具(架台)」が取り付けられます。


足場がある建築中だからこそ見られた、普段は絶対に拝めないわが家の屋根のすっぴん(?)姿です。
そして、この金具の上に、あの黒く艶やかなパネルたちがピシッと並んだ完成写真がこちら。


この見事な仕上がりの写真が現場監督さんから送られてきた瞬間、それまでの不安は一気に吹き飛び、「15坪でもこんなに綺麗に載るんだ!」と感動してしまいました。
【設置10ヶ月点検】で判明した「配線の罠」
設置から約10ヶ月。2026年4月末、ダイワハウスオーナーサポートから「太陽光パネルの点検に伺いたい」と連絡がありました。
新築なのに、もう点検が必要なの?
電話から3日後、やってきたCFチーフエキスパートの方に、夫がストレートに尋ねてみました。
何か、不具合とかあったんですか?
すると、チーフエキスパートの方は少し言葉を濁すように
「いえ、新築なので本来なら点検する必要はないのですが、本社からの指示ですべての家を回るよう言われておりまして……」と、やんわりとかわされてしまったのです。
なんでも、「太陽光パネルの余っている線をぐるぐると巻いてしまうと熱を持って壊れる原因になる。よかれと思って業者さんがやってしまうこともある」のだとか。今回はその確認のために、天井裏へ入るそうです。
さっそく2階の階段上にある点検口に長いはしごが架けられ、天井裏の点検がスタートしました。


なぜ太陽光パネルの余った配線を巻くと危険なのか?
「配線が余っているから、丸めてきれいに束ねておこう」――一見、整理整頓されていて丁寧な仕事に見えますが、ここに電気配線の大きな罠が潜んでいます。
ケーブルに電気が流れると、金属の抵抗によってわずかに熱が発生します。
通常であれば空気中に熱が逃げていくのですが、配線をぐるぐると束ねて密集させてしまうと、熱の逃げ場(放熱性能)が失われて熱がどんどん蓄積してしまいます。
高温状態が長く続くと、最悪の場合はケーブルの被覆が溶けてショート(短絡)を引き起こしたり、設備の故障や発火トラブルに繋がる恐れがあるのです。
だからこそ、余った配線は丸めず、放熱できるように適切に這わせて固定しなければなりません。
ダイワハウスの太陽光パネル点検は無料?所要時間はどのくらい?
結論から言うと、今回の点検は完全無料でした。
所要時間は、点検口から天井裏をのぞいて確認する作業を含め、30~40分程度と非常にスピーディーに終わりました。
こうした天井裏の点検で気になるのが「はしごを降ろすスペースの片付け」ですが、わが家は事前準備が一切不要でした。
というのも、天井の点検口があるのは「階段をのぼりおわった場所(2階リビング入口)」。
もともと物を置かない動線上にあるため、長いアルミはしごを伸ばす際も障害物がなく、準備ゼロでそのまま点検を迎えられました。15坪というコンパクトな間取りだからこそ、点検口を「生活の邪魔にならず、作業もしやすい場所」に配置できたのは大正解でした。


しかも、この点検口のアルミ枠の右下をふと見ると、小さなシルバーのステッカーが貼られているのを発見。
引き渡し前からずっと貼られていたのか、それとも今回の点検で貼られたのかは、これまで全く気にしておらず正直わからないのですが……!笑
そこには「ブローイング工事完了 株式会社〇〇」の文字が貼られていました。
「ブローイング」とは、天井裏に綿状の断熱材(グラスウールなど)を専用の機械で隙間なく吹き込む、高い断熱性能を実現するための工法。施工完了の証です。
幸いわが家は問題ありませんでしたが、「設置して終わり」ではなく、こうしたアフターフォローがある点こそが、大手ハウスメーカーで建てる実利的なメリットだと実感しました。
他の施主さんのブログを見て繋がった、あの日の「点と線」
無事に点検も「異常なし」で終わり、何事もなかったかのように暮らしていたある日のこと。
後に『ダイワハウス 太陽光パネル』の点検について情報を集めていたところ、他の施主様が共有されていた公式書面の情報やSNSのクチコミに行き当たり、すべての点と線が繋がりました。
そこには、大和ハウス工業から届いたという『太陽光発電システム』無料点検のお知らせの書面や、「突然電話がきて点検日までブレーカーを落とすように言われた」というリアルなクチコミの数々が。
なんでも、一部の太陽光配線で「異常発熱・発火リスク」が確認されたため、緊急の無料点検と、それまでのシステム一時停止を呼びかける公式アナウンスが5月に出されていたそうなのです。
この情報を見た瞬間ハッとしました。
あの4月26日の『本社からの指示』って、まさにこれのことだったんだ……!
当時はまだ公式に大々的なアナウンスがされる直前(水面下での対策段階)だったため、点検にきたチーフエキスパートの方も、明確な不具合の内容は言えずに言葉を濁していたのでしょう。
すべての疑問が、2週間越しにピタッと一本の線で繋がりました。
わが家にはまだその公式レターは届いていませんでしたが(※点検が先回りして完了していたためかもしれません)、表沙汰になる前の段階からこれだけスピーディーに動いて、施主の安全を確保してくれる。
「建てて終わり」ではなく、こうした超一流の危機管理とアフターフォローを身をもって体感できたことこそ、大手ハウスメーカーであるダイワハウスを選んで得られた、最大の実利的なメリットでした。
まとめ
導入当初はさまざまなモヤモヤや葛藤を抱えていた太陽光パネルですが、設置してもうすぐ1年が経ちます。
実際に暮らしてみると、電力をほとんど使わない日には約2,000円の売電収入が振り込まれることも。
ですが実利的な視点で見れば、やはり「発電した電力をその場で使う(自家消費)」ことこそが、最も賢い選択だと日々実感しています。
最初は頑なにNOと言い続けた太陽光でしたが、直近の「10ヶ月点検」の一件も含め、結果的には「あのとき思い切って載せて、そしてアフターフォローが万全なダイワハウスで建てて正解だった」と、今では夫婦で満足しています。
しかし、家づくりの冒険にはさらなる罠が潜んでいました。
施工開始直後にわが家を襲った、太陽光以上の「衝撃のトラブル」については、こちらの記事をお読みください。


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