「防衛モニターって何?」ごく普通のアラサーOLが応募してみたら

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防衛モニターになったよ。

友人や知人の反応は……。

なにそれ?

初めて聞くワード。

自衛官の方々の反応は……。

本当にいたのか!

都市伝説じゃなかったんだ。

広報でない限り接する機会はほとんどないため、実在したのかと驚くのも無理はないかもしれません。

CONTENTS

防衛モニターとは

防衛省が毎年募集している防衛モニター。

担当の基地・駐屯地から案内される行事や意見交換会などに参加し、提示されたテーマにしたがって意見を提出するのが役割です。

防衛モニター制度の目的
防衛問題、自衛隊、安全保障、防衛政策などに関し、広く国民一般の方の意見、要望などをお聴きし、今後の諸施策の企画、立案や実施の資とするとともに、防衛省・自衛隊に対する皆様の理解の向上を図ることを目的としています。

                                  出典:『防衛モニターの手引き』

防衛省からの委嘱ですが、国家公務員という身分になるわけではないため、発言が制限されることはありません。

自由な立場から忌憚のない意見が求められます。

提出する意見は3種類。

  • 定期報告
    防衛省作成のテーマについてアンケート方式で回答
  • 随時報告
    防衛省指定のテーマ・質問について意見を提出
  • 自由意見(任意)
    防衛問題や自衛隊に関する事項について意見や要望を提出

部隊見学などに参加した際は、上記とは別にアンケートへの回答をお願いされる場合も。

防衛モニターと基地・駐屯地モニターの違い

自衛隊のモニターは2種類あります。

防衛モニター

  • 任期:2年
  • 防衛省からの委嘱
  • 防衛及び自衛隊に関する事項について意見の提出

基地・駐屯地モニター

  • 任期:1年
  • 基地・駐屯地からの委嘱
  • 基地・駐屯地に対する意見や要望を提出
    ※防衛モニターの選考から漏れ、任命されるケースも

活動・見学内容は同じでも、提出する意見書と各種刊行物の送付内容が異なります。

防衛モニターの応募方法

方法は2つあります。

防衛省ホームページから

私は防衛省ホームページから応募しました。

防衛モニターの募集について(防衛省ホームページ)

いつごろ募集があるの?

昨年は5月から入力フォームとハガキで応募を受け付けていました。

防衛省公式Xでも募集開始時期になると宣伝があります。

私が応募するときに見たツイート

今年のポスト

募集時期をリアルタイムで知るため、フォローしておくといいかもしれません。

氏名・住所・電話番号・性別・生年月日・職業のほかに入力したことは下記3点。

  • モニターを希望した理由(簡単でOK)
  • モニター制度を知ったきっかけ
  • SNS(旧Twitter、Facebookなど)の利用状況

SNSについては、インスタのアカウントを所持&採用された際はブログを始めたいと入力しました。

最近は発信力を求められる傾向にあるため、モニター用にアカウントを作っておいてもいいかもしれません。

基地・駐屯地ホームページから

モニターを募集している近隣の基地・駐屯地ホームページから防衛モニターへ応募することも可能です。

応募の際『防衛』『基地・駐屯地』もしくは、『防衛』『基地・駐屯地』『どちらでも良い』からいずれかを選ぶ形になります。

応募資格の欄に『今年度の割当予定は40歳~49歳女性』『20歳~59歳』など年齢・性別の指定や年齢制限を設けているところもあるため、自分が該当するかチェックしましょう。

応募資格

誰でも応募できるの?

下記条件を満たしていればどなたでも応募できます◎

応募資格
防衛問題等について関心のある方
ただし、次に該当する方を除く
ア 日本国民でない方
イ 委嘱開始日において18歳に満たない方
ウ 次に掲げる職にある方
(ア) 国会議員
(イ) 地方公共団体の議会の議員
(ウ) 常勤の国家公務員又は地方公務員
(エ) 非常勤の国家公務員のうち、行政相談員
エ 防衛省職員の配偶者又は三親等以内の親族
オ 防衛省(防衛庁を含む。)の勤務経験を有する方

                                         引用:防衛省ホームページ

応募後のやり取り

あくまでも私の場合です。

令和5年6月上旬 防衛省ホームページから応募
12月中旬 駐屯地から連絡があり電話面談

応募から半年経っても音沙汰がなく、落ちたのだろうと思っていたため、知らない番号から着信があり「陸上自衛隊 第1空挺団の広報班です」と告げられたときは驚きました。

昼休憩時、職場近くの百貨店で呑気に餡蜜を食べていたのですが、慌てて外へ。

何の心構えもできていないまま、質疑応答がスタート。

応募動機
自衛隊に対する印象
積極的に行事へ参加できるか
職業について(普段どういう記事を書いているのか)

15分程お話し、最後に「これで採用というわけではありません。結果が出次第、合否にかかわらず連絡します」と伝えられました。

基地・駐屯地で面接がある場合も、何もないまま応諾確認の連絡があり採用されることもあるそうです。
人口が多い都市部は倍率が高いのかもしれません。

採用されてから

今年1月下旬、第1空挺団 広報班の方から電話が。

防衛モニターに関して、桐山様が選考対象となり採用させていただくことになりました。

本人確認のため生年月日を言い、送付先の住所、やり取りに使用するメールアドレスを口頭で伝えました。

お若いですね。

え?(若くないため素で聞き返してしまった)

もしかしたら、同時期に委嘱されるモニターの方と年齢差があるのかもしれません。

広く意見を聴く必要から、性別・年齢・職業などが偏らないように調整している。

行事の説明や、委嘱式にはなるべく出席してほしいというようなことを伝えられ、意見はデジタル(メール)で提出可能かも訊かれました。

行事については、仕事や都合で参加できない場合は大丈夫とのこと。

せっかくの機会なので出席率100%を目指そうと思います。

通話を終了してすぐメールが届き、名簿に使うという顔写真データの提出を求められたため、最近撮ったばかりの自画像を広報担当の方のアドレスへ送信。

規定
6ヶ月以内に撮影
正面、無帽、無背景
縦4:横3

防衛モニター名簿&証明書写真

防衛モニター証明書にも使われるのでは。

委嘱式前に届いた送付物

『防衛モニターの手引き』
『記念式典・委嘱式の案内状』
『落下傘』最新号

ちなみに、防衛モニターの手引きは防衛省から、案内状や落下傘は習志野駐屯地第1空挺団広報室から届きました。

定期的に届くもの

防衛省・自衛隊に対する理解を深めるため、新聞が毎週、雑誌が毎月届きます。

安保・防衛問題の専門紙『朝雲』
防衛省・自衛隊が編集を協力する月刊広報誌『MAMOR(マモル)』

毎年発行されている防衛白書も送られてくるのだとか。

これで学べるぞ!

参加できる行事・イベント

委嘱式の際にいただいた資料によると……。

  • 駐屯地創立記念式典(4月)
  • 意見交換会及び航空機体験搭乗(6月・11月予定)
  • 習志野駐屯地夏まつり(8月)
  • 降下訓練始め(令和7年1月)

駐屯地創立記念式典&委嘱式から数日後、広報の方から電話で急遽モニター研修を行うとの連絡が。

降下訓練展示も見てほしいとおっしゃっていたので、質問してみました。

雨の場合、降下訓練は中止ですか?

規則で降下可能な風速ならば雨でもできることもあります。強風の場合は難しいかもしれません。飛んでいってしまうので。

中止になった場合は?

傘整備工場で落下傘整備中隊員が落下傘を畳むところを見学していただこうと思います。空挺隊員は自分で畳めないんです。

それも興味深いです。

よかったです。

式典で予定されていた降下訓練は雲の影響で中止となったため、まだ一度も拝見したことがありません。

いつか見られるといいな。

まとめ

昨年6月、たまたま防衛省ホームページを閲覧していたときに『防衛モニターの募集について』というページを見つけたのが応募のきっかけです。

私自身、ミリオタでも自衛隊ファンでもない上に、基地・駐屯地へ一度も足を運んだことがない知識0の人間なのですが、以前から防衛問題について興味はあったため、ダメもとでチャレンジしてみました。

委嘱期間中は、参考資料から学んだこと・現地で見て感じたことなどを積極的に発信していく予定です。

色々わかり次第、こちらに補足していきます。

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