こんにちは、桐山です。
昨日、4月5日に無事、防衛モニターの「修了式」を迎えてきました……!
2年間の任期は完了しましたが、少し駆け足でお送りしている怒涛の『防衛モニター卒業記念・春の更新祭り🌸』、まだまだ続きますよ!
前回の第1弾「チヌーク体験搭乗レポ&第1空挺団の裏話」の記事は読んでいただけましたでしょうか?
▼まだの方はこちらからどうぞ!


さて、今回お届けする第2弾は、時計の針を少しだけ戻して2026年1月の出来事。 陸上自衛隊・第1空挺団による新年の一大イベント、「降下訓練始め(NYJIP26)」のレポートです!
今回もミリタリー知識ゼロの一般人視点で、楽しくお届けします!
実はこの日、上空は強風のため、メインである「空挺降下」がまさかの中止に……!
しかし!落下傘が見られなくても、大迫力の地上戦やヘリの展示、そして訓練後の野宴など、見どころは盛りだくさんでした。
2年間にわたってお届けしてきた第1空挺団のレポートも、いよいよ大詰め。
- 担当:習志野駐屯地(第1空挺団)
- 役割:令和6,7年度 防衛モニター
- 陸上自衛隊の精強部隊「第1空挺団」とは:防衛大臣直轄の陸上総隊に属する日本唯一の落下傘部隊として、侵略や大規模震災など国家の危機に際しては、高い即応能力と機動力をもって落下傘等で降着し、身を挺してあらゆる任務を果たすことが求められている。
- 第1弾(公開中): 2025年12月 チヌーク体験搭乗
- 第2弾(本記事): 2026年1月 降下訓練始め
- 第2.5弾(番外編): 2025年11月 自衛隊音楽まつりリハーサル公演
- 第3弾(最終回): 2026年4月 防衛モニター修了式
さて、そんな怒涛のシリーズ第2弾となる今回は、こんな方におすすめの内容です。
- 陸上自衛隊や第1空挺団のイベントに興味がある方
- 「防衛モニター」って実際にどんな体験ができるのか知りたい方
- 空挺降下が中止になり何が行われたのか気になる方
- 訓練後の「野宴」の雰囲気を覗き見してみたい方
というわけで、第2弾もお楽しみください!
2026年 第1空挺団「降下訓練始め(NYJIP26)」とは?
毎年1月初旬に習志野演習場で行われる、新年恒例の「降下訓練始め」。 1年の訓練の安全を祈願して行われる、空挺団にとって最も重要なビッグイベントのひとつです!
最近では「NYJIP(New Year Jump in Indo-Pacific)」とも呼ばれており、単なる国内の訓練展示にとどまらない、国際的なスケールの行事へと進化しています。
会場の熱気やスケール感は、公式のYouTube動画からもバッチリ伝わってきますよ!
実はこの動画の【36分20秒】あたり……
招待者席に到着したばかりの私と友人がチラッとだけ映り込んでいます。
VIPの来場による通行止めで、少し遅れて着席したリアルな瞬間です。
過去最多!14カ国の空挺部隊が集結
2026年の今年は、なんと過去最多となる14カ国の空挺部隊が習志野に集結しました!


アメリカ/イギリス/オーストラリア/カナダ
フランス/ドイツ/イタリア/オランダ/ベルギー
フィリピン/ポーランド/シンガポール
タイ/トルコ
これだけの国が協力してひとつの作戦を展開する姿は、まさに圧巻の一言。 「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化という重要な目的があるのですが……。
ミリタリー知識がゼロの私でも、「こんなにたくさんの国の精鋭が集まるなんて、すごい歴史的瞬間に立ち会っているのかも……!」と、肌でその凄さを感じました。
小泉進次郎防衛大臣が臨場!
さらに今年の会場のボルテージを一段と引き上げたのが、小泉進次郎防衛大臣の臨場です!


実はこの時、会場の視線は大臣の「特別なアイテム」にも釘付けになっていたんです!
例年、防衛大臣が迷彩柄のジャケットを着用して来場されるのはお馴染みの光景なのですが……。
なんと小泉大臣は、空挺団員だけに着用が許されている「海老茶色のベレー帽」を被って登場されました!
この海老茶色のベレー帽、第1空挺団に導入されたのは2025年3月と、実はまだ最近のこと。
導入されて間もない「精鋭の証」であるシンボルを身につけた姿での登場に、第1空挺団への深い敬意が伝わってきて胸が熱くなりました。
凛々しい表情を拝見し、頼もしく感じました。
【悲報】上空は強風!メインの「空挺降下」がまさかの中止に
いよいよメインイベント!各国の精鋭たちが大空に舞う空挺降下!
……と言いたいところなのですが、今回はタイトルにもある通り、まさかの中止となってしまいました。
実はこの日、朝からものすごい強風が吹き荒れていて……。
上空の気象が不安定なため、安全を考慮して降下は中止となりました。
長年自衛隊のイベントに足を運んでいる方でも、「強風で一部の降下が中止になることはあっても、全面中止になるのは初めて見た!」と驚くほど、かなり異例の事態だったらしいです……!
正直なところ、中止のアナウンスを聞いて『残念』というより、『よかった〜!』とホッと安堵してしまいました。
落下傘(パラシュート)が空を埋め尽くす景色が見られないのは確かに少し寂しいですが、あの暴風の中で上空から飛び降りるなんて、想像しただけで背筋が凍ります。
というわけで、空挺隊員を降下させるはずだった在日米空軍第374空輸航空団C-130J輸送機は、低速で上空を飛行しました。


強風の中の飛行。
本当にお疲れ様です……!
自然の猛威と隣り合わせで任務にあたる空挺部隊の厳しさや、緊張感がひしひしと伝わってくる出来事でした。
降下がなくても圧倒的!熱気あふれる地上戦&ヘリ展示
空挺降下が中止になり、「じゃあメインの展示はどうなっちゃうの?」と思うかもしれません。
でも、ご心配なく!ここからが精鋭無比を誇る第1空挺団の真骨頂でした!
近接戦闘(格闘)を間近で見た友人が、「地上でも強いんだね!」と感嘆の声を上げていました。
離島防衛を想定した大迫力の模擬戦
目の前の広大な演習場を舞台に繰り広げられたのは、「敵に占領された離島を奪還する」というシナリオの模擬戦です。
次々と登場する車両や、地形に溶け込むように動く隊員さんたち。そして何よりすごいのが「音」です!
「ダダダダッ!」「ズドーン!」と鳴り響く空砲の音は、お腹の底にズシン!と響くほどの重低音。ミリタリー知識ゼロの私からすると、まるで超大作のアクション映画を4D空間で見ているような気分でした。
これが実戦さながらの訓練……!
あまりの迫力に、寒さも忘れて見入ってしまいました!
爆音と風圧!ヘリボーン部隊の上陸
そして、地上戦をさらに盛り上げたのがこちら。
「降下」が中止になっても、エキストラクションロープを使用した卸下の迫力は健在!
間近で見る大型輸送ヘリコプター「チヌーク(CH-47J)」のパワーに圧倒されました。
エキストラクションロープとは、ヘリコプターから迅速に降下または吊り上げて輸送するために使用されるものです。
この時、ただでさえ強風が吹き荒れている演習場に、ヘリコプターのローターが巻き起こす凄まじい風圧が加わって……草だらけになりました(笑)!
その過酷な環境下で迷いなく動く隊員さんたちが本当にかっこよかったです。
空から降ってくる落下傘が見られなかったのは少し残念でしたが、その分、地上すれすれで展開されるヘリボーンの迫力と、地響きを伴う圧倒的な地上部隊の姿をたっぷり堪能することができました!
モニターの特権!?訓練後の「野宴」に潜入


大迫力の訓練展示の後は、演習場内で開催される「野宴」のお時間です!
そもそも「野宴って何?」という方に、少しだけ解説しますね。
防衛モニターや駐屯地モニターになると、事前の申し込み(参加費の支払い)で同伴者と一緒に参加できる特別なイベントです。
こんな方々が参加しています!
- 第1空挺団の方々
- 同盟国・同志国の軍人の皆さん
- 普段はお目にかかれない「えらい方々」
- 自衛隊を支援する「協力会」の皆様
- 隊員さんのご家族
普段の生活では絶対にお会いできないような多国籍な軍人の方々や、関係者の方々が一堂に会する、とっても貴重な場なんです。
友人に参加するか聞くと、「珍しい場所で桐山さんとご飯食べられるってことね!桐山さんが参加するなら私も参加してみたいな!」との返事が。
和やかなムードで乾杯!
降下訓練始め参加されていた空挺団の隊員さんたちも合流!
訓練中のピリッとした空気から一転、とても賑やかで温かい雰囲気に包まれます。
掛け声とともに響く木槌の音。
会場全体がパッと笑顔に包まれた瞬間でした。
気になる野宴のプログラムは、大まかにこんな流れで進んでいきます。
- 小泉進次郎防衛大臣や空挺団長などのご挨拶
- 華やかな「鏡開き」で乾杯
- 各自お弁当をいただく
- 自衛官の方が焼いてくれるお肉や野菜(BBQ)を堪能


【悲報】寒さに勝てず、まさかの途中離脱…!?
美味しいお肉をたくさん食べて、多国籍な参加者の方々と交流して……と、本来なら最後まで思いっきり満喫したかったのですが。
朝からの「強風」に体が悲鳴を上げ、唇は真っ青に。
本当に冬の習志野演習場を甘く見てはいけません!防寒対策はしっかりしていたつもりでしたが、暴風による体温の奪われ方は尋常ではなかったです。
最後までいられなかったのは少し心残りですが、無理をしないのもまたリアルな体験談ということで……!
吹きさらしの演習場、とにかく風が冷たすぎて……!
限界を迎えた私たちはお肉を一口いただいた後、退散してしまいました。
ちなみに、「野宴って最後までいるとどんな感じなの?」と気になった方は、天候に恵まれてしっかり最後まで満喫できた前回の参加レポで詳しく紹介しています!
会場の熱気をもっと知りたい方は、ぜひこちらの記事も覗いてみてくださいね。


来年参加する方へ!元・防衛モニターからのアドバイス
実は今回の招待状が届くころ、2025年に新たに防衛モニターに就任された方から、「参加しようか迷っていて……」とご質問をいただきました。
せっかくの機会なので、その時にお返ししたリアルなアドバイスに、今年(2026年)参加して新たにわかった最新情報を加えて、皆さんにシェアしたいと思います!
ドレスコードと必須の「防寒対策」について
結論から言うと、特にドレスコードの案内はありませんでした。
参考までに、私が参加した時の服装はこんな感じです!
- 歩きやすいスニーカー
- 厚手のセーター
- 裏起毛のズボン
- 丈が長めの厚手のコート
演習場はとにかく風を遮るものがなく、冷え込みます。ダウンや厚手のコートはもちろん、ニット帽やイヤーマフ、マフラーや手袋などの防寒具は必須アイテム!
マスクも顔が冷たくなりにくいのでおすすめです。草が口に入り込むのも防げます。
特に訓練後の「野宴」まで参加すると体の芯から冷え切ってしまうので、貼るカイロ(ホカロンなど)を持参することを強くおすすめします。
まさに『生き残り』をかけた装備選びが必要なレベルです……!
防寒対策は『やりすぎかな?』くらいが丁度いいですよ!
同伴者との席事情(嬉しい変化が……!)
防衛モニターは同伴者を1名連れていくことができるのですが、気になるのが「席は隣同士になれるの?」という点ですよね。
実は前回参加した時は、モニターと同伴者の席は10列ほど離れていました。
※ちなみに昨年の駐屯地モニターの方は、「同伴者と一緒に見たい」と許可を取り、後方の席で一緒に見学されていました。
しかし!今年参加してみて嬉しい変化が! なんと今回は、最初から同伴者と席が隣同士になっていたんです。
今年は年下の女友達と参加したので、一人にするのが心配だった私。
隣で一緒に見られて本当に安心しました!
大迫力の模擬戦を見ながら、「すごいね!」「今の音びっくりした!」とリアルタイムで感想やリアクションを共有できたので、楽しさも2倍でした!
同伴者席からの「見え方」について
今年は同伴者と隣同士で見ることができましたが、参考に「席が離れていた昨年」の同伴者に聞いた感想もお伝えしますね!
映画館や劇場のように客席に急な高低差があるわけじゃないから、どうしても前の人の頭などで見えない部分は出てしまうけど……。
一般で参加するよりは、かなり見やすい位置なんじゃないかな。
大迫力の模擬戦や空挺降下を十分体感できるようです。
もし今後、また同伴者と席が離れるような年があったとしても、現地の空気感や熱気はバッチリ楽しんでいただけるはずですよ◎
まとめ
ということで、「防衛モニター卒業直前・春の更新祭り」第2弾、2026年の「降下訓練始め(NYJIP26)」レポートをお届けしました!
メインの空挺降下が中止になるという異例の事態ではありましたが……。
荒れ狂う風の中、見事な操縦を見せてくれたヘリの操縦士や、寒さを吹き飛ばすほど熱気あふれる地上戦、そして小泉防衛大臣の「海老茶色のベレー帽」姿。
見どころがギュッと詰まった、ある意味で「今年しか見られない特別な降下訓練始め」だったと大満足しています。
自然の厳しさと、安全第一で任務にあたる隊員さんたちの『本気の姿』を間近で見られて、ますます応援したくなりました。
さて、怒涛の更新祭りもいよいよ佳境。 当初は次が最終回の予定でしたが……。
その前に!どうしても外せない、「自衛隊音楽まつり」の記録を【番外編・第2.5弾】として急遽お届けすることにしました。
次回、「2025年11月 自衛隊音楽まつり〜武道館に響く魂の音〜」。 日本武道館に響き渡る、自衛隊音楽隊の圧倒的なパフォーマンス。あの感動と興奮を熱く振り返ります!
最終回の前に、どうしてもこの感動を共有させてください!
武道館の熱気をお届けしたあと、いよいよ本当のフィナーレへ向かいます。
次回の番外編も、どうぞお楽しみに〜!










