防衛大臣直轄の陸上総隊に属する日本唯一の落下傘部隊として、侵略や大規模震災など国家の危機に際しては、高い即応能力と機動力をもって落下傘等で降着し、身を挺してあらゆる任務を果たすことが求められている。
4月に見学予定だった降下訓練展示が天候の影響で中止に。
令和6年度の防衛・駐屯地モニターは1度も降下訓練を見たことがなかったのですが、夏にようやくチャンスが巡ってきました。
日時:2024年8月21日(水)
内容:水上降下訓練・木更津駐屯地見学
3パターンの計画が用意され、荒天時のための予備日もありましたが、当初の予定どおり8月21日に実施されました。
今回は、水上降下訓練・木更津駐屯地見学のレポをお送りします。

初めて見学する降下訓練が水上なんてワクワク!
当日の流れ
- 08:30 習志野演習場に集合
- 09:50 市原サービスエリアにて休憩
- 10:50 保田海岸 水上降下場にて水上降下見学 空挺降下及び自由降下CH47×1(11個旋回)
- 12:40 ザ・フィッシュにて自由喫食
- 15:00 木更津駐屯地見学
- 17:20 市原サービスエリアにて休憩
- 19:50 習志野演習場にて解散
部隊研修参加者
防衛モニター2名 / 駐屯地モニター5名
船橋市 八千代市 習志野市自衛隊協力会の方々
バスの乗車に制限があるため同伴者の招待は不可との記載があり、1人で参加しました。
タクシーで習志野演習場まで行った結果
自宅からタクシーで向かったのですが、習志野演習場の入口を通り過ぎて新木戸まで行ってしまい、渋滞に巻き込まれ……。



降りて走ります!入口は自分で探すので大丈夫です!



暑いし、まだまだ距離があるからよしておきな。
焦って広報班の方に電話するとすぐ出てくださいました。
タクシーから見える建物や標識を伝えると、「そのまま真っ直ぐ進んでいただいて大丈夫です」との回答が。



目印として自分が立ちます。
わかりやすい場所に立ってくださっていたおかげで、今度は通り過ぎることもなく入場できました。



集合時間の14分前に到着。
演習場の入口から500mほど進んだ場所でタクシーから降りたよ。
大型バス1号車に船橋市・習志野市自衛隊協力会の方々が。
2号車にモニターと八千代市自衛隊協力会の方々が乗車する形でした。


水上降下訓練
保田海岸に到着。


「航空機に不具合があったため開始が遅れる」との連絡がありましたが、無事に訓練がスタートし、屋根の下で田中2等陸佐の解説に耳を傾けながら拝見しました。


空挺降下及び自由降下で水上を飛行中のCH-47から緊急降下し、開傘後、風に流され水上に降着することを想定した非常処置に係る対処能力の向上を図ります。
MEMO
- 高度330mから降下し着水
- デモ要員1名がまず降下し、2旋回目のトップバッターが若松空挺団長
- 着水寸前(足が海面についたくらい)に傘を切り離す
- 高いところで切り離すと、あばら骨を折ったり内臓を損傷したりする
- 少し泳いだら回収される(偉い人ほど泳ぐ距離が短い?)
- 空挺団には水騎出身の隊員やダイバーもいる
- 訓練に使う銃は本物ではない(紛失したら大変なことになる)
- 保田漁港協力の元、訓練を行っている






途中、1人の男性から「防衛モニター?」と声をかけられ肯定すると、なんとその方も過去に習志野駐屯地の防衛モニターをされていたのだとか。
元防衛モニターの方とお会いしたのは初めてでした。
若松空挺団長
テントのほうに水上降下訓練直後の若松空挺団長がいらっしゃり、協力会の方々と言葉を交わされていました。


テントから出て左方向へ視線を向けると、2024年5月23日に120万個の包装を達成した落下傘整備中隊が、「120万個包装達成記念撮影」を行うところでした。
今回、若松空挺団長がその記念すべき落下傘で降下されたのです。


強い日差しが照りつけるなか空を見上げていると、神2等陸曹が「水分補給に」とペットボトルのお茶をくださり、ありがたくいただきました。




落下傘整備中隊との記念撮影を終えた若松空挺団長が、テント付近まで来てくだいました。
「干潮を引いているので、水深1.5mと言われた。高いところから落ちたら海底につくのでなるべく引っ張ろうと思った」と降下時の感想を話す、若松空挺団長。


防衛・駐屯地モニターで若松空挺団長を囲み記念撮影。


お疲れのところ、気さくに対応していただきありがとうございました。
自由降下
ふと空を見上げると、今までとは異なる形状の落下傘が。



自由降下傘 MC-4です。


水上での自由降下訓練を行うのは6、7年振りとのこと。
着水!


すぐさまボートが回収に向かいます。


訓練はまだ続いていたため最後まで見たかったのですが、出発するとの声を受け、バスに乗車。
3名の隊員さんが見送ってくださいました。
ちなみに、訓練終了後は保田海岸の清掃を行ったそうです。



習志野駐屯地は、いつ伺ってもピカピカ。
ゴミ一つ落ちていません。
複合施設 ザ・フィッシュ
食事処やお土産ショップがあるザ・フィッシュまでは、2号車に田中2等陸佐が同乗し、水上降下訓練のお話をしてくださいました。
お昼休憩は1時間。



ザ・フィッシュレストランなら、待たずにすぐ入れるようです。
ということで、GO!オーシャンカレーを注文しました。




下の写真はお土産ショップで購入した「ぶっかけ浜めし」。




封を開けた瞬間、磯の香りが鼻腔に舞い込んできました。



炊き立てご飯にのせ、醤油を少しかけて食べたら美味しかった◎
木更津駐屯地
習志野駐屯地以外の駐屯地を訪れるのは初めて。



6月に体験搭乗させていただいたチヌークの操縦をしてくださったのも、木更津駐屯地の隊員さんでした。


航空資料館で隊員の方から木更津駐屯地についての説明を受けた後、15分ほど自由に見て回る時間が設けられました。


館内には、木更津航空基地の門標(旧海軍時代)や第2次世界大戦終了後、アメリカ軍進駐時から現在に至るまでの資料が展示してあり、一つひとつじっくり拝見しました。
撮影不可のため写真はありません。



資料館内に展示してあるV-107バートルは撮影可能。
「そろそろ移動します」との声を受け出口に向かおうとすると、協力会の方から「1人で参加してるの?写真を撮ってあげるから、ヘリに乗ってきなよ」と話しかけられ、お言葉に甘えました。








その後、バスで航空機格納庫へ移動。
V-22オスプレイの中で隊員の方から説明を受けました。
写真撮影は禁止でしたが、自衛隊側のカメラで撮影されたデータを送っていただけました。


自衛隊関連のTシャツを着用されている方が何名かいらっしゃいます。ステキ。



筆者も部隊見学時に買った「空挺団T」を着てくればよかったとちょっぴり後悔。
真っ暗な習志野演習場
道が混んでいたため、習志野演習場に着いたのは20時前でした。


習志野演習場から500mほど進んだ場所で解散となり下車しました。




街灯がなく辺りは真っ暗。
1人では心細かったので、いつもバスでいらっしゃっている駐屯地モニターの女性Bさんに声をかけ、一緒に正門とバス停まで歩くことに。
足元をスマホのライトで照らしながら歩いていると、車に乗った駐屯地モニターの女性Aさんが「駅まで送っていくよ」と声をかけてくださいました。
拾っていただけてありがたかったです。
まとめ
この記事では、2024年8月21日(水)に行われた「水上降下訓練」「木更津駐屯地見学」について紹介しました。
今回の要点をまとめると、以下のとおりです。
- 自衛隊協力会と防衛・駐屯地モニターが参加
- 保田漁港協力の元、保田海岸で空挺降下と自由降下が実施され、落下傘整備中隊によって包装された120万個目の記念すべき落下傘で若松空挺団長が降下した
- 木更津駐屯地では、航空機格納庫に格納されたV-22オスプレイに乗り、隊員から説明を受けた
防衛・駐屯地モニターになると、貴重な体験ができます。
興味をもった方は、ぜひ応募を検討してみてください。

